〜第12回 フォーレ 『パヴァーヌ』〜
今回は近代フランスの作曲家であるフォーレの曲を紹介したいとおもいます。フォーレといえば、数年前に『レクイエム』がヒットしました。これも、名曲なのですが別の回にご紹介したいと思います。
まず、「パヴァーヌ」という言葉ですが、これは舞曲の一種をさします。つまり踊りの音楽の一種と考えてくださればいいとおもいます。よく、「パヴァーヌ」とは孔雀の意味であると解説されていますが、同時に「パドヴァの踊り(Padovan)」が訛ったものという説もあります。どちらにしろ、優雅な曲調であることに変わりはありません。
1886年に管弦楽曲として作曲され、翌1887年にロベール・ド・モンテスキュー=フェザンサク伯爵の助言により合唱が追加されました。現在では、管弦楽版のほうが耳にする機会が多いと思います。
1、プラッソン指揮 ツールーズキャピトル管弦楽団
2、デュトワ指揮 モントリオール交響楽団
3、マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団
まず、「パヴァーヌ」という言葉ですが、これは舞曲の一種をさします。つまり踊りの音楽の一種と考えてくださればいいとおもいます。よく、「パヴァーヌ」とは孔雀の意味であると解説されていますが、同時に「パドヴァの踊り(Padovan)」が訛ったものという説もあります。どちらにしろ、優雅な曲調であることに変わりはありません。
1886年に管弦楽曲として作曲され、翌1887年にロベール・ド・モンテスキュー=フェザンサク伯爵の助言により合唱が追加されました。現在では、管弦楽版のほうが耳にする機会が多いと思います。
1、プラッソン指揮 ツールーズキャピトル管弦楽団
2、デュトワ指揮 モントリオール交響楽団
3、マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団
〜第11回 メンデルスゾーン 交響曲第4番『イタリア』〜
今回は、交響曲をご紹介します。メンデルスゾーンの『イタリア』です。
メンデルスゾーンは裕福な銀行家の息子に生まれ恵まれた人生を送ったようです。また大変な旅行好きだったらしく、その旅行の中でイタリアに5ヶ月滞在したときに着想し、書き始めたのがこの曲です。ただ、注意したいのは、この曲はイタリアをテーマに書いた標題音楽ではないということです。イタリアの民族舞曲(サルタレロ)が第4楽章に使われるなどしていますが、これはローマ市民の謝肉祭での騒いでいる姿から着想を得たようです。
第1楽章から第4楽章まで飽きることなく聴ける曲ですのでぜひ通しで聴いてみてください。第1楽章の軽快さや、第4楽章のサルタレロなども聴き所ですが、ぜひ第2楽章もじっくり聴いてみてください。
お薦めCD
1.マズア指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はかつてメンデルスゾーンが指揮者をつとめたオーケストラであり、メンデルスゾーンの伝統を受け継いでいるといわれています。
2.トスカニーニ指揮 NBC交響楽団
フルトベングラーとならぶ20世紀の大指揮者トスカニーニの非常に精気あふれる演奏です。第1楽章から超高速で突っ走ります。ただ、録音年代が古いので音質に問題があります。
メンデルスゾーンは裕福な銀行家の息子に生まれ恵まれた人生を送ったようです。また大変な旅行好きだったらしく、その旅行の中でイタリアに5ヶ月滞在したときに着想し、書き始めたのがこの曲です。ただ、注意したいのは、この曲はイタリアをテーマに書いた標題音楽ではないということです。イタリアの民族舞曲(サルタレロ)が第4楽章に使われるなどしていますが、これはローマ市民の謝肉祭での騒いでいる姿から着想を得たようです。
第1楽章から第4楽章まで飽きることなく聴ける曲ですのでぜひ通しで聴いてみてください。第1楽章の軽快さや、第4楽章のサルタレロなども聴き所ですが、ぜひ第2楽章もじっくり聴いてみてください。
お薦めCD
1.マズア指揮 ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はかつてメンデルスゾーンが指揮者をつとめたオーケストラであり、メンデルスゾーンの伝統を受け継いでいるといわれています。
2.トスカニーニ指揮 NBC交響楽団
フルトベングラーとならぶ20世紀の大指揮者トスカニーニの非常に精気あふれる演奏です。第1楽章から超高速で突っ走ります。ただ、録音年代が古いので音質に問題があります。
〜第10回 チャイコフスキー バレエ組曲『白鳥の湖』〜
今回もバレエ音楽です。ただ前回と違って一曲で終わるものではなく、何曲かがあつまって『白鳥の湖』を構成しています。本当は、『白鳥の湖』を最後から終わりまで聴こうとすると2時間近くかかってしまいます。全部聴くのはよっぽどのマニアだけでいいので、CDを買うとしたら組曲版を買うことをお薦めします。
この『白鳥の湖』にはいくつかの版があります。初版では悲劇だったのですが、後にハッピーエンド版もあらわれます。
悲劇版のストーリーは、次のようです。成年式を翌日に控えた王子ジークフリートは、友人に誘われて白鳥狩りに出ます。そこで、白鳥の女王オデットにであり、そこにくる白鳥がすべて悪魔ロットパルトの魔法にかけられた娘たちであることを知ります。この魔法を解くには純粋な愛の力が必要ということで、王子はオデットと婚約します。しかし、ロットパルトの策略でその計画は失敗します。王子は、何とかロットパルトを刺し、打ち破るが、娘たちの魔法は解けず、絶望した王子とオデットは湖に身を投げ永遠の世界で結ばれるというストーリーです。
ハッピーエンド版では、娘たちは人間の姿にもどるというストーリーです。
この作品の初演は、バレリーナ、振り付けしに恵まれず失敗しています。しかし、チャイコフスキーの死後、名振付師ぺティパと弟子のイワノフによって再演され再評価されました。
このバレエ音楽で有名なのは「情景」の音楽でしょう。ハーブの短い序奏のあとにオーボエが旋律を奏でるあの曲です。また、「ワルツ」も名曲なのでぜひ一緒に聴いてみて下さい。
お薦めCD
デュトワ指揮 モントリオール交響楽団
非常に丁寧で、響きの美しい演奏です。『くるみ割り人形』や『眠れる森の美女』の組曲もセットで入っています。
この『白鳥の湖』にはいくつかの版があります。初版では悲劇だったのですが、後にハッピーエンド版もあらわれます。
悲劇版のストーリーは、次のようです。成年式を翌日に控えた王子ジークフリートは、友人に誘われて白鳥狩りに出ます。そこで、白鳥の女王オデットにであり、そこにくる白鳥がすべて悪魔ロットパルトの魔法にかけられた娘たちであることを知ります。この魔法を解くには純粋な愛の力が必要ということで、王子はオデットと婚約します。しかし、ロットパルトの策略でその計画は失敗します。王子は、何とかロットパルトを刺し、打ち破るが、娘たちの魔法は解けず、絶望した王子とオデットは湖に身を投げ永遠の世界で結ばれるというストーリーです。
ハッピーエンド版では、娘たちは人間の姿にもどるというストーリーです。
この作品の初演は、バレリーナ、振り付けしに恵まれず失敗しています。しかし、チャイコフスキーの死後、名振付師ぺティパと弟子のイワノフによって再演され再評価されました。
このバレエ音楽で有名なのは「情景」の音楽でしょう。ハーブの短い序奏のあとにオーボエが旋律を奏でるあの曲です。また、「ワルツ」も名曲なのでぜひ一緒に聴いてみて下さい。
お薦めCD
デュトワ指揮 モントリオール交響楽団
非常に丁寧で、響きの美しい演奏です。『くるみ割り人形』や『眠れる森の美女』の組曲もセットで入っています。
〜第9回 ラヴェル『ボレロ』〜
前回まで、フランス風序曲と舞曲からなる組曲をご紹介しました。今回はフランスの音楽かつ踊りの音楽を紹介したと思います。時代はかなり下ります。
ラヴェルは近代フランス音楽の作曲家で、「オーケストラの魔術師」と呼ばれるほどオーケストレーションが精巧にできています。
この『ボレロ』は、バレリーナであるイダ・ルービンシュタインの依頼で作曲されたバレエ音楽です。この曲の場面は次のようです。セビリアの酒場で一人の踊り子が足ならしをしている。そして、本格的に踊りだす。踊りが次第に高潮していくと、まわりの客たちも興奮し始め最後に一緒に踊りだす。こういった場面です。
実際、音楽も始めはフルートによって旋律が演奏され、しだいに楽器を替えていき最後には全楽器で盛り上がって終わるという形になっています。この曲にはいくつか特徴があり、1、最初から最後まで同じリズム 2、最初から最後まで一つのクレッシェンドでできているので、だんだん音が大きくなっていく 3、旋律も2つのパターンのみといった具合です。これだけ読むと単調な曲に思えてしまいますが、そこは「オーケストラの魔術師」決して飽きさせません。
ラヴェルは近代フランス音楽の作曲家で、「オーケストラの魔術師」と呼ばれるほどオーケストレーションが精巧にできています。
この『ボレロ』は、バレリーナであるイダ・ルービンシュタインの依頼で作曲されたバレエ音楽です。この曲の場面は次のようです。セビリアの酒場で一人の踊り子が足ならしをしている。そして、本格的に踊りだす。踊りが次第に高潮していくと、まわりの客たちも興奮し始め最後に一緒に踊りだす。こういった場面です。
実際、音楽も始めはフルートによって旋律が演奏され、しだいに楽器を替えていき最後には全楽器で盛り上がって終わるという形になっています。この曲にはいくつか特徴があり、1、最初から最後まで同じリズム 2、最初から最後まで一つのクレッシェンドでできているので、だんだん音が大きくなっていく 3、旋律も2つのパターンのみといった具合です。これだけ読むと単調な曲に思えてしまいますが、そこは「オーケストラの魔術師」決して飽きさせません。
〜第8回 J・Sバッハ『管弦楽組曲』〜
今回も前回に引き続きバロック音楽をご紹介したいと思います。今回は音楽の父J・Sバッハの『管弦楽組曲』です。
まず、J・S(ヨハン・セバスチャン)バッハの紹介から始めたいと思います。J・Sバッハは音楽の父と呼ばれているくらい音楽史上残した影響は多大です。また、バッハ一族は音楽一族なのでほかにC・P・EバッハとかJ・Cバッハとかいっぱいいます。もちろん一番有名なのはJ・Sバッハです。普通バッハといえばJ・Sバッハを指します。ということで、以下バッハと書いた場合はすべて、J・Sバッハを指します。
バッハは、教会のオルガニストになったり宮廷音楽家になったりといろんな分野で活躍したのですが、『管弦楽組曲』は宮廷音楽家時代に書いたものです。特に有名なのは「G線上のアリア」でしょう。これは管弦楽組曲第3番の第2楽章で聴くことができます。ただ、この曲は管弦楽組曲の中ではかなり異色の曲で、大半は前回と同じでフランス風序曲と舞曲で構成されており、リズミカルな曲が多いです。管弦楽組曲第2番の「バディネリ」はその最たるものでしょう。
管弦楽組曲は全部で4つあるのでCDにするとどうしても2枚組みになってしまいます。ですがここはがんばって全曲聴いてみましょう。一曲一曲が楽しいですよ。
ちなみに、組曲というと現在ではバレエ音楽などからいくつかの曲をピックアップしたものを指しますが、当時は舞曲を集めたものを組曲とよんでいました。
お薦めCD
1.クイケン指揮 ラ・プティット・バンド
冒頭のフランス風序曲からしてすばらしい。
2.サヴァール指揮 ラ・コンセール・デ・ナシオン
一番に押したかったが、入手が難しい。でも手に入れられるなら必ずこれを聴いてほしい。
3.ベルリン古学アカデミー
本場、ドイツの演奏。
番外編 ラ・ストラバガンザ
管弦楽組曲第2番のフルートがすべて弦楽になっている版。初版はこうだったらしい。
まず、J・S(ヨハン・セバスチャン)バッハの紹介から始めたいと思います。J・Sバッハは音楽の父と呼ばれているくらい音楽史上残した影響は多大です。また、バッハ一族は音楽一族なのでほかにC・P・EバッハとかJ・Cバッハとかいっぱいいます。もちろん一番有名なのはJ・Sバッハです。普通バッハといえばJ・Sバッハを指します。ということで、以下バッハと書いた場合はすべて、J・Sバッハを指します。
バッハは、教会のオルガニストになったり宮廷音楽家になったりといろんな分野で活躍したのですが、『管弦楽組曲』は宮廷音楽家時代に書いたものです。特に有名なのは「G線上のアリア」でしょう。これは管弦楽組曲第3番の第2楽章で聴くことができます。ただ、この曲は管弦楽組曲の中ではかなり異色の曲で、大半は前回と同じでフランス風序曲と舞曲で構成されており、リズミカルな曲が多いです。管弦楽組曲第2番の「バディネリ」はその最たるものでしょう。
管弦楽組曲は全部で4つあるのでCDにするとどうしても2枚組みになってしまいます。ですがここはがんばって全曲聴いてみましょう。一曲一曲が楽しいですよ。
ちなみに、組曲というと現在ではバレエ音楽などからいくつかの曲をピックアップしたものを指しますが、当時は舞曲を集めたものを組曲とよんでいました。
お薦めCD
1.クイケン指揮 ラ・プティット・バンド
冒頭のフランス風序曲からしてすばらしい。
2.サヴァール指揮 ラ・コンセール・デ・ナシオン
一番に押したかったが、入手が難しい。でも手に入れられるなら必ずこれを聴いてほしい。
3.ベルリン古学アカデミー
本場、ドイツの演奏。
番外編 ラ・ストラバガンザ
管弦楽組曲第2番のフルートがすべて弦楽になっている版。初版はこうだったらしい。


